情熱Passionに正直になる勇気
ご自身の情熱に向き合っていますか?
こんにちは、ピアニストの福山明子です。今日は’情熱に正直になる勇気’についてお話をしたいと思っております。
日本では高校大学を出たら会社に就職をするという事が一番妥当でSafeな事だと言われています。もちろんその道は全くRiskyではなく安定していて収入源が無くなる恐怖は殆ど皆無でしょう。もし皆さんの心の中、あなたのお子さんが’これをやりたいっ!’と何かの強い意志Passionがあったらどうでしょうか。もしその道が会社勤めではなく未知の世界に飛び込んでいくようなものだとしたらご自身はその情熱を諦め、お子さんにはその道に行かないように勧めますか?
20年のアメリカ生活の中で今でも大好きな、ある一つのフレーズに出会いました。'If you have a passion, just go for it. It won't go wrong.'というものです。もし心に何か強く好きなものがあったら突き進んだ方がいい。突き進んだ後に見えてくるものに間違ったものはない、と言っています。アメリカ渡米最初の州、アーカンソー州という留学生も殆どいなく、完全なアメリカ社会の田舎町で、日本人のピアノの先生に出会いました。渡米をして4年目くらいでしょうか。その先生がキッカケでインディアナ州の素晴らしい音楽学部のある大学院に行くことになったのですが、その先生も’好きな事をお金の心配しないで何としてもやり遂げたら方がいいよ。その後にお金はついてくるから。’と言ったのを今でも覚えています。日本にいた時の私の最初のPassionはアメリカに行く事でした。それも漠然とした理由でしたが’アメリカに行き英語を習わなければっ!’というものでした。渡米を決心してからはまず自分で全額留学資金を作る決心をしました。短期間でしたが就職をし、お財布を持たず毎日お弁当と水筒を持って仕事に行き、渡米する期日を決め必死にお金を貯めました。貯めている間ももちろん美味しいものを食べたい、例え50円の自動販売機で売っているカップジュースを飲んでみたい、洋服を買いたい、という脇道は数知れずありましたが、’他人とは比べない、自分にはやるべき事がある’という事にFocusしました。渡米した数年後にもともと心にあった音楽への情熱を追いかける事を決め、今まで以上にピアニストになるという事に完全にFocusしました。大学院卒業後、シアトルに移ってからはそのピアノへの情熱を追いかけた結果が徐々に付いてきたのか、次から次へと生徒が私とピアノを勉強したいと言ってくれる、私自身もとても子供達大人シニアの方々とのピアノのお勉強はとても楽しい!という時間を費やしていたらいつの間にかお金はついてくるようになりました。何より情熱に基づいた自分のやりたい事を追いかけた事が沢山の素晴らしい経験、人々に繋がっていました。その時に昔アーカンソー州で出会った先生の言葉を思い出し´この事だったのか’と実感したのを覚えています。一寸でも留学を決断した事も後悔をしていないし、もちろん両親にも止められたピアノの道に行く事も全く後悔はしていません。自分で自分の道を決めて本当に良かったと思っています。今ではやりたい事がハッキリとわかっている生徒さんには’好きなら突き進んだ方がいいよ’と言っています。(もちろんピアノじゃなくても!)
自分のやりたい事を追いかける事で良い事は、何か人生で困難なことがあった時には心にある情熱Passionは裏切らなくいつでも共にいてくれるところです。Depressiveな心の状態にあった時でも最終的に戻れるPassionに基づいた場所があるのはとても素晴らしい事です。やりたい事を追い求める途中はかなりかなり苦しい道になるかもしれませんが、やりたい出来るという強い意志が根底にあるからこそ続けていけるし、その先に見えてくるものは必ずあるし誰にでも見えるものでもありません。そのやりたい事が例え一般的にお金に繋がらないと言われている事だったとしても(’音楽では食べていけない’というフレーズはありますが、皆生活していますし餓死している人はいないんです。)、医学でもバレエでも法律でもどのような事でも心に秘めるPassionがあったら是非追い続けて欲しいと思っています。そもそもPassionは持とうと思って持てるものでもないですし、自然となぜか心の中に強く強く秘めている感覚でとても大切なものです。勇気を持ってご自身やお子様の’やりたいっ!’と言っている事を否定をしないで認めて下さい。(小さくても本能でわかっている場合もあります。)
もう一つ、自分の情熱を追いかけて良い事は’暇にはならない’という事です。人間は暇になると余計なことを考え始めるのは言うまでもありません(無駄なShopping、Eating、Computer Gaming, Gambling, 他人への中傷、SNSにて人の生活、住所、事情の検索など)。時間と脳をある一つの事に本当にFocusする訓練をしていたら、他の事は重要ではなくなります。脳のFocusが訓練、習慣づけられてあり、それによりCareerを高めていけるという良い循環が生まれます。インディアナ州の大学院で出会ったあるピアノの友達は今ではカーネギーホールで頻繁に演奏をするとても素晴らしいピアニストになっています。彼女が常に追い求めている事はピアノ演奏で人々と心の繋がりを持つことです。彼女はピアノというPassionにいつでも真摯に向き合いFocusし追い求めた結果です。会社に勤める事が良い事、人生を良い事正しい事で判断するよりもご自身やお子様のPassionやIntuitionに対して正直になるという考え方もあります。人生長いようで短く限りのある時間の中でSNSで大量の時間を費やし他人の事情を検索するか、それとも自分自身のやりたい事を追いかけるか。。。自分のかすかに感じる’出来る!’感覚に向かって毎日少しずつ行動を起こす事が後に大きなCareerへと繋がると信じています。A little step makes a Big stepです。今日はアメリカ生活で経験してきた事をShareしようと思いこの話をさせて頂きました。もちろんPianoへ興味のある方はいつでもご連絡下さい!