ピアノと音楽の力

    ピアノと音楽の世界へようこそ!

こんにちは。ピアニストの福山明子です。前回はBeethoven Piano Trioを学芸大学駅にある音楽教室で演奏をしました。BeethovenがPublicで演奏をした最後の曲を演奏でき、音楽を聞きにいらっしゃった方々とBeethovenの時間と世界、向こう側にある音楽の世界に皆様を橋渡しできた事を嬉しく思います。

皆様は日常で感動をする事、珍しい感覚を体験するってございますか。私は普通に過ごしていたらもちろんそんな事はあり得ない!のはわかっているので敢えてPianoのSkillを高める為に’新しい感覚探し’をしています。ピアノは大人の方にしますと’認知症対策’、’脳の活性化’という言葉が広まっていて義務感の要素も含み’別に自分にはまだまだ平気だろう~’と思っていらっしゃると思います。ピアノは健康的な食事をする、毎朝Walkingをするのと同じように(それ以上に)脳を確実に活性化してくれます。体の不自由な生徒さんを現在教えていますが、初めお会いした時は私の方で無理はしないようにと思っていましたが、練習をするにつれ徐々に左の指が動くようになりで、先週’先生、左の指が動くようになった、うれしいっ!!!’と言って頂けました。ピアノというリハビリで動くようになるんですね、私も知りませんでした。楽しい事と健康的になれる事で生徒さんはとても喜んでいらっしゃいました。

小さなお子さんがピアノを習われていて細くとも長く続いてくれたらと思っています。小さな頃にピアノが生活の一部になると何か困難があった時に感情を発散できる一人の場所があるんです。嬉しい時にはHappyな曲を弾いたり、少し悲しい時には暗い曲を弾いたり、恋をしている時にはロマンスあふれる曲を弾いたり。。。ピアノは何も言ってくれないけどその場にいてくれる、そして自分が弾きたい時歌いたい時にいてくれる、一生の友達になってくれる存在です。Beethovenも若い時に耳が聞こえなくなりSuicideを考えてましたが彼の命を救ったのは’美徳と芸術だ’と言っています。ピアノが奏でる音は言葉では表す事が出来ない感情をダイレクトに表現できます。そして目に見えないけど美しいもの、何だかわからないけど良いものをとことんまで探し求めるという探求心冒険心を子供のころから持ち始め、いつの間にか大人になった時にやっと見え始める、芸術の深さ、そして素晴らしさがそこにあります。

先日Beethoven Piano Trio Archdukeを演奏しましたが来てくださった方々はとても演奏を気に入って頂けたようでした。Piano Trioをいうだけありとても重要な部分を弾いている私のPartはとても責任のあるものでしたがBeethovenが楽譜という手紙を私たちに残してくれ、彼が書いた音符を理解することが出来る私たち演奏家によって作り出した音で人々を彼の世界へと導ける、その時間を共有できる、そして音が無くなったらその世界も同時に無くなる。。。こんなに素晴らしく儚く非現実的な時間は音楽の世界だけではないでしょうか。

大人シニアの方にはお教室まで足を運ぶのが大変、お子様を持つご両親にとっては午後の疲れているとても貴重な時間。家でのんびりと過ごしたいところです。でも一週間に一度行くところがある、ちょっと大変だけど楽しく刺激の時間がある、お金、食事、掃除、人間関係など超現実的な毎日から全く真逆の時間がある世界へと足を踏み入れることによって人生のバランスがとれるのではないでしょうか。既成観念をキャンセルし新しい世界を見る事ができます。学校お受験という日本の常識からReleaseされてImaginationを使い発想を養う時間、健康な頭脳を鍛える事を考えたらそんなに難しいことではないと思います。学校から帰ってきたらそのままTV、Gameを見させてSnackを食べて終わる毎日。。。限りのある人間の時間でどれだけ意味のある時間を過ごせるか、素晴らしい音楽が鳴り続けているこのIchikawa Piano Schoolへ足をお運び頂けるかで大人シニアそして子供達(ご両親も)のView of the Worldは完全に変わってきます。Doorは皆様に開かれていますのでいつでもご連絡ください!