ハプニングだらけ、成長をさせてくれたアメリカという国 vol.4
語学留学、大学、グリーンカード、ピアノ、仕事の20年(留学準備編)
こんにちは。Ichikawa Piano Schoolの福山です。始めからハプニング続きの1人ニューヨーク旅行の続きのお話です。
留学の予行練習として?20歳そこそこの私が1人で来てしまったマンハッタン。塩辛いプリッツェルと全く味のないホットドックを無理やり食べ、と先行きかなり怪しい2日目はガイドブック2冊を大きく広げこれから観光です!
まずはメトロポリタン美術館を探しました。幸いにもルーズベルトホテルは観光に最適の場所にあったのですがメトロポリタン美術館までかなり歩いた気がします。季節は6月半ばで少し蒸し暑かったような?今、Google Mapで調べてみるとなんと40分以上の道のり!まあ歩いたのでしょうね。だってバスの乗り方も知らないし地下鉄なんて全くわからないし全部英語だし。ガイドブックを堂々と広げ観光客丸出しの私に道を聞いてきた人がいました。何を言ってるのか分からないし私は完全に違う星から来た人。何か言ってましたがそのうちどこかに行ってしまいました。また美術館を目指して歩き続けやっと到着しました。近くからではカメラの中に納まりきらないくらいのかなーり大きな美術館。道を少し戻って美術館全体が入るようにカメラでパチリっ。それから入口に行きチケットを買ってやっと中に入れました。
美術館の中もまた広大でその大きさに圧倒され、欲張りな私は’全部見よっ!’という意気込みで絵画鑑賞開始。見ても見ても終わる事のない数の素晴らしい絵がたっくさん!そのうちかなり疲れてきました。ホテルを出てから3,4時間は簡単に過ぎていたと思います。お昼ご飯を食べようにもレストランが美術館の中にあるのかわからないしオーダーの仕方も分からない。そのまま展示物を見続けます。アジア部門では日本の物を見たり。。。一番印象的だったのはエジプト部門でした。初めてあのオドロオドロしいお棺やミイラ、呪いでもかかっているのではないかと思われるエジプトの展示物が薄暗い中に沢山あります。緊張してお腹が痛くなってトイレを探す羽目になりました。
時間に限りがあるのでそろそろこの美術館から出て次に行かないとです。何を考えていたのかそれから立て続けにグッゲンハイム美術館、MOMAに行きました。お昼ご飯を食べてないのでヘトヘトです。でも平静を装いながら観光を続けます。その後もプラダやサンローランなどのブランドのお店(見るだけ)、バーニーズニューヨークに行ったり、ブロードウェイのミュージカルをやっている劇場を通りかかったり(チケットの買い方が分からない)、巨大な教会の中でしばらく休憩したりとフラフラになりながらホテルに戻りました。
戻る前に夕飯はまた初日に行った怪しい場所で量り売りの食事(腐ってないようです。)を購入しホテルにやっと戻りました。ドアにちゃんとカギを掛け英語で全く分からないTVをつけ食事をしシャワーを浴びて就寝。。。
次の日の朝すぐに気がつきました。足が。。。足が。。。筋肉痛。。。しかもかなり。。。かなり痛い。。。ホテルの部屋の中を歩くのも精一杯です。でも既にその日の計画を立てていました、自由の女神を見に行こうっ!地球の歩き方の本によるとルーズベルトホテルにはマンハッタンツアーバスのカウンターがあるからそこでチケットを購入できるとの事。痛い足を引きずりながらホテルの誰かに英語で聞いたのでしょう、バスツアーのカウンターはどこかと。そしたら向こうの方だと言っているようなのでその方向へ行きチケットを購入。ここまではいいのですがその後にそのカウンターの人が何か喋っているのですが全く分からない。なのでソファに1人で座ってボケっとしているとそのカウンターの人が又何か喋りかけています。私は分かったふりをして’Yes, Yes’と返事をしそのままソファに座っていたら、その人が見かねて私の所に来てわざわざ手を引いてある場所まで連れて行ってくれました。その場所はツアーバスが出発するところでそれを必死に私に言っていたのでしょう。ボケっとソファに座っていた自分が恥ずかしいです。。。
2段あってバスのトップがオープンになっているツアーバスに乗り込みます(もちろん一番上!)。足は痛いけどワクワクです!まずアップタウンに行ってくれるようで?ガイドさんが何か説明していますが全くわかりません。そのうちバスはハーレムに来ました。1990年代のハーレムは想像を絶するほど汚くゴミも沢山あるし、路上生活者が道路にゴロ寝をしていました。あんな光景を見るのは初めてです。そのうちバスは引き返して今度はダウンタウンの方に向かい自由の女神の島に行くフェリー乗り場に向かっているよう?です。
その最中にもバスに乗ってる人はバスが止まると降りたり新しく乗ってくる人がいたり。どうなってるんだ?チケットを見せている雰囲気もありません。勝手に下りて勝手に乗っていいのかなあ?そんなバスってあるの?全く分かりません。そうこうしているうちにバッテリーパークのフェリーの乗り場まで来ました。ひえ~~、向こうの方に自由の女神の後ろ姿が見えるじゃないですかっ!!!
今回のストーリーはここまでです。これからのお話にお付き合い頂けたら嬉しいです。では次回で!