ピアノ演奏会 vol.7

数百年昔の作曲家との繋がり

こんにちは。Ichikawa Piano Schoolの福山です。今回は1年に1回のピアノ演奏会を開催しようと思います。

ピアノ演奏にあまり興味のない方もいらっしゃると思います。なかなか私達の生活とピアノ演奏との接点を見つけるのは難しいですよね。私自身も考えていました、なぜピアノを弾くのかやコンサートに行く事など。

皆様はなぜコンサートに行きますか?会場の雰囲気が特別、有名なピアニストだと良いものが聞けるはずなどの理由があると思います。そもそもクラシック音楽/ピアノと現実世界との接点は何でしょうか。

見逃されがちな作曲家達。国も違えば何百年も昔に生きていた人間。現代の私達にしてみると全く関係のない人物です。しかし一応作曲家達も私たち同様人間ではあった以上感情はあります。彼らたちの生きてきた時代は今と全く違ってはいたものの感情は同じはず。苦しい事はどれくらいの苦しみなのか、何を考えながら毎日を過ごしていたのか。。。

私が曲を練習し、練習し、練習を重ね、時間を費やしかなり練習をし、疲れ果てても練習をし、どこに行ってもピアノがある限り練習をし続けると曲が見え始めます。その後にやっと作曲家達との接点が見えてきます。そこからが楽しい練習の始まりで、何百年も昔に生きてきた作曲家達の感情と自分の感情に接点が見え始めます。どの曲をとっても簡単には作られていない、彼らたちの試行錯誤していたのが見え隠れします。そこから私の役割はどのようにして今のこの時に彼らたちの作品を再現できるのか。。。

本は文字に残る、絵はそのまま見続けられる、でも音は一瞬で消えていってしまいます。でもその音の繋がりを聞き続けながら作曲家達が表現しようと考えていた事が楽譜にまず留まる、そしてそれを長年クラシックピアノの勉強をしてきた私達で再びよみがえらせる。。。音、作曲家の意図を発掘、現代に伝える役割のようでしょうか。

作曲家たちの意図を出来るだけ再現できるよう演奏会に向け準備を進めていっています。お時間がございましたら是非お気軽にお立ち寄りください。

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