ご自宅での効果的なピアノ練習方法 Part II

ピアノの練習はどのようにしてますか?

こんにちは。ピアニストの福山です。今日はお子様のご自宅でのピアノの練習方法についてお話をしようと思います。

自分の子供の頃を振り返ってみると計画の元に練習をすることはお恥ずかしながらした事はなかったように思います。特に小さいお子様はもちろんそのような事は自分では考えられないので是非ご両親には一歩踏み込んでお子様の練習にお付き合い頂きたいと思っています。

1つ目は宿題の一部として毎日練習をするという事です。1日は練習しない日があってもOKかもしれませんが2日はあけないようにお願いします。歯磨きも宿題も毎日するようにピアノの練習も毎日です。大きな紙にお子様の毎日のスケジュールを書き出して彼らに明らかに見えるようにしてみてはいかがですか?目に見える事によって’次は何をするんだっけ?’というのがお子様にはよく分かるはずです。

ではピアノの練習を実際にするのですが、ピアノを始めた頃は音符を読むことはおぼつかなくこれは誰にでもある事なのですがここで!ご両親は最初の音を教えないで下さいね。ヒントとなる右手の’ド’と左手の’ド’を楽譜に書いてそこから一緒に始めの音までたどり着く習慣をつけて下さい。この音符を数える事なしでピアノ曲を弾く事は残念ながら不可能なんです。その訓練を何万回もしているうちに分からない音までたどり着くスピードが速くなります。そしてそこから何回も何回も数えていくうちに音符の姿を見ただけでその音は***だっ!と分かるようになります。この繰り返しは億劫になりますしイライラしますがこういう習慣から我慢をする事を学べますので是非習慣にしてください。

少しずつ間違えながらでも弾けるようになったら今度は回数を決めて練習をしてみて下さい。時間で練習という方法もありますが’何分経った?’とか’あと何分?’と聞いてきて全く練習に集中していないようなので出来れば回数を決めて練習をしてください。5歳なら5回、7歳なら7回は少し多いから*回などど決め、その回数分の〇を書いたり絵を書いたりし、1回の練習が終わったら斜線をひいたり塗りつぶしたりしながら練習を進めて下さい。’あと*回だよ、がんばって!’と声を掛けながら練習しても良いですよね♪

スラスラ弾けるようになったらフォルテやピアノなどの記号に注意を払って練習をしてください。そして練習の最中はご両親は始めはそばで練習に参加しながらもそれからはお子様の目の届く範囲に居てあげて下さい。一人での練習はお子様にとって寂しいし見ていて欲しいという気持ちがあります。なので声を掛けながら少しだけ練習に参加している雰囲気(フリ)を作ってくださいね。

次回の動画では私独自のより踏み込んだ練習方法についての動画を作ろうかと思っています。そしてIchikawa Piano Schoolでは3月31日(日)の午後1時半から(開場午後1時)にフルートとピアノの演奏会を開催する予定です。お席をご予約される方は是非お知らせください!お待ちしております!