ピアノ上達していますか?
目的を持っての練習(2)
こんにちは。Ichikawa Piano Schoolの福山です。前回に続いてのピアノ上達のお話。。。(音の聞き方のお話の前に。。。)
小さなお子様の練習方法は、とにかくピアノに向かう、弾く、繰り返す、です。(できれば毎日)
レッスンは多分毎週30分だと思いますので、レッスンの最中での上達はあったとしてもほんの少しだけ。
ピアノが上達するかしないかは、ご自宅に戻ってからの練習量/回数にゆだねられています。(これは全ての年齢に当てはまります。)
小さなお子様でもお手伝いが出来るように、ピアノの練習もその毎日のお手伝いの一つのようなもの。決まった時間にお母様のお手伝いをする、決まった時間にピアノの練習をする、決まった時間に夕飯を食べる、決まった時間に寝る、毎日安定した生活の決まりごとの中の一つにピアノ練習があります。
次に、両手で弾けるようになるけど、まだ基本がどうかなというレベルの場合。ご家族の方は真横にはついていなくとも、練習している姿が見れる距離、お子様が大人の存在を感じ取れる場所での練習をお勧めします。ご家族としては、音がおかしいのが直ぐに分かるし(音が間違っている事がわかるのですぐにお子様に伝える必要があります。)、完全なひとりじゃなく誰かが見ててくれる、なぜかそんな雰囲気の中での練習がお子様は好きなようです。
音符を時間をかけても読める、先生の力半分、生徒さんの力半分くらいで曲が弾けそうなレベル。。。
お好きな曲を色々探してみて下さい。ポップは難しいので有名なクラシック音楽とか。私は生徒さんからのリクエストがあった場合は、’これはチャンスだっ!’と思います。
好きな音楽を練習しながら、両手同時の音符を読むスピードも早くなるし、好きな音楽だからこそ頑張れるチャンス。。。!
リクエストがあった場合は、’楽譜探しておくね~’と気軽に言うも、その後に子供用の楽譜を探します。そしてお母様にPDFを送付、そして練習開始。
音符を読んで読んで、繰り返し読み続けて、練習をすればするほど、ピアノ曲は自然な感じで流れ始める。。。というのも、私がこのレベルの時には自分で楽器店に行き、ピアノ曲を探してはお小遣いで購入→家に戻ってすぐに弾いてみる、どんな曲かな?→ずっと音符をひたすら読み続け、くりかえし弾き続ける。。。だってその曲を弾きたいから。
音符を読んで、好きな曲を弾きたい、ここまではとっても良い事♪ですが。。。
今まで通りバイエルのように、手の位置を一度決めたら動かない、そのような事は一切ありません。
隣の音同士を弾くのに、指番号1から5になることもあるし、指のターンも、番号も全く今までと違う。とにかくそれが普通で当たり前にし、直ぐに体に覚えさせます。(ここで直ぐに体に覚え込ませる為には、ゆっくり、そしてある程度の音量で弾く。何を聞いているのか、どんな音を聞いているのかを確認しながら、鍵盤を深く押して指や体に教え込む、という練習です。)
ある程度弾けるようになったところで。。。(まだ早くは弾きません。)
まだまだ指番号、正しい音の油断はできません。
自分で音が変である事、リズムが変である事、を判断できるようになる、その事に即座に気がつく必要があります。
気づいているのにそのまま進むのは✖✖✖です。
即座に修正する、間違いが同じ個所で弾くたびにある、それも直ぐに気がつかなくては✖✖✖です。気づいていてもそのまま弾き続けるのは絶対✖✖✖。
間違いの直し方は前回のお話の中にあるのですが、間違いや変だと思った事を気がついているのに、そのままにして弾き通す。。。
これでは練習の意味がありません。
練習をするという事は、目的があって、常に自分が何を聞いているのか、正しい音なのか、指番号はどうなのか、弾いている音をごまかしていないか、ごまかしながらサラサラ弾いてないか、音の間違いを直ぐに直しているか、リズムの間違いを直しているかで、強弱を無視していないか、体は硬くないか、音符やリズムの間違いも気にせずにそのまま、気分良くピアノを弾くのは練習ではありません。
そしてなぜ間違うのか。原因は必ずあります。
手首の角度がおかしい、手首の高さがおかしい、どこか体の部分の筋肉が硬く無理に弾こうとしている、3拍子4拍子などの拍が感じられていない、楽譜と鍵盤を行きかう目の動きが極めて遅く、すべて反射神経に頼って弾いている、など色々と理由はあります。
どのような問題にしても、レッスンの最中に先生が間違いを指摘し、その直し方を教えてくれているはずです。
レッスンが終ってからご自宅に戻り、数日後にピアノに向かう、そして何気なく練習を始める。。。そして同じ間違いをする。。。
ご自宅に戻ってからレッスンでの内容を考えてみて下さい。どのようにしたらレッスンの最中に間違いが直ったのか、何について先生と話をしたのか、など。
レッスンは生徒さんの今のレベルでのピアノスキルの問題点を浮き彫りにするところで、その問題修正の仕方を先生はお伝えしていて、それをご自宅にて修正する事が練習をするという事、それプラスご自身で他の問題も発見でき、修正出来たら、それはとても素晴らしい事です。(ピアノのスキル修正、上達には段階があります。基本がないところで次の難しい曲に取り掛かる事は出来ません。)
私がインディアナ大学院で玲子先生のレッスンを取っていた時には、玲子先生の口から出て来る言葉を一つも逃すまいと鉛筆で楽譜に即座に書き込む(殴り書きでも、とにかく先生が言った言葉は一切逃したくない!)、先生が教えてくれたようにその場で何回も試す、質問をして納得いくまで質問し続けて、試しながら弾く、そしてレッスン後に練習室に直行。また練習。でもさっきのように出来ない、たかだか数分後なのに。なぜ。。。
色々試す、試して試して、数時間同じ個所を、これならあれなら、こうすればこっちにすればと試し続け、とーっても小さな出口が見つかり始め、そこからやっと小さなピアノの問題が解決、また次の問題へと取り掛かる。。。
次の週のレッスンでは教えられた事を自分なりに練習し、出来た事を証明する、(スタジオから追い出されない為にも)、それゆえの練習で、だから次のレッスンが始まります。玲子先生から、’じゃあ次の段階に行くんだけど。。。’と言われた時には、藁をもつかむ思いで必死で練習した結果で、本当に苦しい努力が報われたと感じた瞬間もありました。
ピアノも英語もですが、3分で○○できる、1週間で○○になる、というものでは全くありません。ピアノのスキルを上達させるには適切明確な助言をしてくれるガイド役の先生、そして絶対上達させるぞ、上手くなって見せる!という生徒さんの覚悟が必要です。
大切な時間だからこそ、頭とエネルギーをかなり使う練習だからこそ、効率よく練習をしたいものです。
