ピアノの先生の探し方

   どのようにピアノの先生を見つけていますか?

こんにちは。ピアニストの福山明子です。今回はピアノの先生の探し方についてお話をしようと思います。皆さんはどのようにしてピアノの先生を探していますか?私自身の経験も含め自分に合った’先生’を探す事には少々時間がかかりそうです。

私がアメリカのアーカンソー州でPiano Performanceの専攻でピアノの先生を選んだ時は実は何も考えてはいませんでした。留学した時は心理学が第一専攻で、アメリカの大学では第二専攻が必要とのことでPiano Performanceを選び、その時のアメリカ人の先生がPianoを第一専攻にした時の先生になりました。Pianoのド初心者でしたがそれでも先生の言っている事がピンと来ない、全然上達しないという事から別のアメリカ人の先生に変更しました。教え方は全く違うけれどそれでもまだしっくりこない。。。こんなものなのかと思いながら練習をしていました.

ある日たまたま私の大学に日本人の先生が伴奏の先生として配属されました。その先生は魔法のようにピアノを演奏され、それに自動的に惹かれるかのように伴奏のレッスンを取り、ピアノについて教えられた事がとても勉強になり’先生によってこんなにピアノが変わるものなのか’と実感したのを覚えています。その先生はIndiana University Bloomingtonをご卒業されていて、そのご縁で私はIndiana University Bloomingtonの大学院へ行く事を決心しました。

そこでは日本でも有名なピアニストご夫婦、練木夫妻の奥様からレッスンを取る事にしました。日本語と英語でのMixのレッスンですが、アーカンソーの大学とインディアナの大学 のレベルの違いなのか、それぞれ大学の先生のレベルの違いはもちろんですが何しろ言っている事がとても難しすぎて全く分からない。でも何となく正しい事を仰られているのは疑いの余地もない、何としても先生についていかなければと。プロレベルでのかなり真剣なピアノレッスンが突然始まります。

練木玲子先生はあの手この手を変え毎週1時間のレッスンも1時間半以上2回して頂く事もありました。私はそれだけピアノの事について知りたかったのだと思います。いつでもどのようなピアノの問題でも裏付けのある解決の仕方を説明してくれ、先生は私のピアノのSkillをImproveさせようと、私を本気で本心からPianistにさせようと先生自身もかなりStruggleされて。。。練木先生の’言葉の選択’がそれはそれは素晴らしく私の脳をClassical Piano Musicの深い深い世界へと引き込みました。レッスンが終ってからは考える事があり過ぎで、かなりの放心状態の時もあるくらいとても貴重な時間で、あのような感覚、向こう側のピアノの世界に私を運んでくれる先生に出会えた事は私の人生で最高の宝物です。

現在私自身がピアノの先生となり思う事は沢山あります。私にとってのピアノの先生は生徒のレベルをまず知る事、始めたばかりはあまり無理なく、しかし生徒さんの力を私の言葉とガイドによって最大限に引き出す、その為にはGood Communication Skillが必要となってきます。生徒さんをEncourageし、難しい事をして頑張っている事を理解する、昔からの’これはこういう物だから’という論理に基づいていない説明はしない、ピアノのSkillがある程度上達したらImaginationとCreativityを養う、などを心がけています。その為には生徒さんとのCommunicationによって向こう側にある音楽の世界に連れて行けるようGuideします。若い先生、沢山の演奏活動、藝大卒業生、海外コンクール多数優勝入賞、音楽教室の大きさ、などタイトルは数え切れなくあり、色々な先生がいてBiographyを見てもどの先生が良いか分からないかも知れません。厳しい先生か、優しすぎる先生か、体験レッスンやそのお教室に通われている生徒さんからお話を聞いても良いかもしれません。ご自身が'この先生ならPianoのSkillが上達し正しいJudgeをしてくれる'と直感に頼る事もありかもしれません。(私自身ピアノ教師として一つ重要な事があります。お子様に教える時に楽譜に音符の名前を書いてしまう先生がいらっしゃいますが、そのような先生はお勧めしません。)ご自身が信頼できる、理解してくれる先生と出会う事で、お子様に素晴らしい音楽の世界へと導いてくれるはずです。そしてそこから私達の人生に対するPositiveなWorldが見えてくるはずです。

私たちの命はそう長くはありません。一生ここに存在し続ける事はなく、最善の良いものをお子様へ提供できる、それが私達大人の役目だと思っています。両親以外の空間からPositiveな経験を小さい頃から経験し続けるお子様、そこから見える世界、経験、考え、そしてお子様ご両親、それぞれが協力してPositiveな努力をし続ける事により予想’以上の何か’が待っているかもしれません。。。