ハプニングだらけ、成長をさせてくれたアメリカという国 vol.31
語学留学、大学、グリーンカード、ピアノ、仕事の20年(インディアナ大学編)
こんにちは。Ichikawa Piano Schoolの福山です。昨日はある音楽教室の発表会のお手伝いをし、子供たちの発表会での緊張や演奏を終えた後の安堵の顔、演奏のための努力の場面を垣間見ることが出来、素晴らしい一日を過ごすことが出来ました✨(舞台の上と練習との違い、本番で間違っても良い事、異様な空気の中での集中力など小さい年齢なりにかなり頑張っていました!)
そうそう、最近はまた努力、がんばる事について考えていました。Youtubeを見ているとハーフキッズの男の子がアメリカから日本に渡って小中高と言葉もままならないのに頑張っている、そのお子さんはアメリカより日本の教育が自分には良いと感じ必死に高校受験までして日本の文化教育になじもうとしている、それは自分にとって良い事だから。子供で新しい環境なのに本当にスゴイなと思いました。
私の場合は日本よりアメリカの教育システムが合っていたようです。日本にいた時の腐っていた私とアメリカにいる私では大違い。なぜか無限に頑張れるし頑張れるチャンスが沢山ある。。。私の周りにいた人たちはとても想像力に溢れていて、新しい事にいつでもチャレンジしていて、自分にとって最善の事をいつでも考えている、笑顔もあって成功へ自分を導く手段も考えている、努力も惜しまない人たちです。私も彼らにつられて最大の努力をする。。。環境が変わると人ってこんなにも変わるんですね。
そしてあの長い、ながーい高速道路をひたすら、どこまでもどこまでも車で走っていると、始めは日常の事を考えているのですがそのうち’これからの事’を考え始めるんです。そして自分には何が得意で、何が好きで、何が出来るのか。今の時点から何をしたら良いのか、自分の人生を小さいころから振り返り始め自分の得意な事、出来る事とアメリカでの需要を考えます。ピアノで大学院に行きながらも果たしてこの先はどうなるのかと考えてはいました。ある友達はピアノの博士まで行ったのにビジネスMBAに転身して見事にビジネスマンに変身してしまったり、ある友達はピアノを完全に辞めてどうしているのか。私もお金の心配をして理学療法士やビジネスMBAなども考え、学校にも行きかけたのですがやはり。。。インディアナ大学院で学んだことを無駄には出来ない、自分の出来る事、好きな事を考えたらどうしてもピアノになってしまいました。でもこのような考えも、あの通り、私の生活にはお金もないし何もない、誰も助けてくれない、アメリカで完全に1人だからこそ、ずっと考える時間があって’自分はどういう人物なのか’を考え続け、自分の人生に対する態度に徐々に変化が表れた事は確実です。
良い事の一つとして以前にも書いたかもしれませんが、私の日本での歪んだ常識に対して何が世界の常識なのかを教えてくれたアメリカの文化と友達。私の中に完全に植え付けてくれました、もう歪んだものには戻らない!本当に感謝しています。私の言動は非常にネガティブでいつも人の気分を害していた、小さな、どーでもいい事ばかり気になっていて、アメリカ人は私のような視点は全く持ってないし、そんな小さな事は人生には全く重要ではない事も教えてくれました。嫌な顔も露骨にされたし、去っていった友達もいました。大切なのは人生に対するポジティブな態度、家族友達を大切にする尊重する、笑顔、そして自分を自立させる事です。沢山の見習うべき女性たちが周りにいて、’カッコいいなあ’なんていつも思っていました。私もあんな風にいつか成れたらなあ。。。
そんな事を考え、ピアノの練習に励む毎日。博士課程に入学したいのでオーディションに向けて必死の日々でした。そこに東日本大震災。
朝起きてPCで日本のニュースを見たら、日本が大変な事になっている?なんでよ?
巨大地震が東北に起こって津波があったとの事。直ぐに母に国際電話をしました。両親は埼玉県に住んでいるのですが地震がすごかったとの事。母はその時道を歩いていて道路がグワングワンに歪んでいて座り込んだと言っていました。父は畑仕事をしていたらしく自転車に乗っていたら何故か真っすぐ走れなくなったと。家は無事だったようで何よりです。電話を切って直ぐにPCで見られる日本のニュースを探したら津波の映像が出てきて驚きました。
日本は大丈夫なのだろうか。。。
それでも学校に行き、授業を受け、ピアノの練習をし、仕事をし、通常通りに過ごしてはいるものの、心の中はかなり動揺。。。アメリカ人の友達や同僚からAkikoの日本の家や家族は大丈夫だったの?と心配し声をかけてくれる人もいました。そんな中でも私に出来る事は練習をする事だけ。いいのだろうか、こんな時に練習をしていて。。。
家に帰ってもPCの画面から離れられません。津波、原発、ヘリコプターで放水する瞬間、インディアナ州から日本の事がずっと心配で見ていました。本当に日本は大丈夫なのだろうか。。。
焦ってもアメリカにいては何もできない、心配で見守る事しかできません。それでも練習を続ける毎日。練習の休憩中にも学校のPCで日本の最新状況を見ていました。そこで。。。
そういえば。。。ピアノ博士卒業もいいけどその後の仕事は?どこかの大学でピアノの教授として仕事が出来るのかなあ、今までどのような職があるのが探した事なかったけど。。。
この漠然とした、ふと考えた事、これがキッカケで人生のターニングポイントとなり、別の事を考え始めました。自分の人生に何が出来るのか。。。まだまだ見つめ続けなければいけません。また次回のお話でお会いしましょう!Stay inside cool and take care !